medicina33巻1号

1996年01月発行

今月の主題 抗生物質をどう使うか

感染症への具体的対応

妊娠時の感染症への対策をどう行うか

著者： 工藤美樹¹

所属機関： ¹東京女子医科大学母子総合医療センター

ページ範囲：P.118 - P.119

文献概要

ポイント
●妊娠時の薬物療法は母児の安全性を考慮しつつ，以下の原則に従い，慎重に対処しなければならない．
1）危険性の少ない薬剤を選択する．
2）妊娠初期のいわゆる臨界期（critical period）を避ける．
3）必要最小限の投与量，投与期間で行う．