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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻1号

1996年01月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質をどう使うか 最近話題の感染症

MRSA感染症に併用療法は有効なのか

著者: 青木泰子1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系内科

ページ範囲:P.121 - P.123

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ポイント
●MRSA感染症に対する第一選択薬は耐性株の認められないvancomycinである.
●vancomycinはグラム陰性菌や嫌気性菌には抗菌力がなく,免疫不全例に合併した感染症で起因菌が確定できない場合や,混合感染が疑われる場合は,抗菌スペクトラムを広げる併用が必要となる.
●vancomycinにβ-ラクタム薬を併用すると,in vitroでの殺菌効果の増強が認められるが,これが臨床効果の改善に結び付くかどうかは現在のところ不明である.
●併用による副作用も考慮すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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