文献詳細
今月の主題 抗生物質をどう使うか
最近話題の感染症
文献概要
ポイント
●MRSA感染症に対する第一選択薬は耐性株の認められないvancomycinである.
●vancomycinはグラム陰性菌や嫌気性菌には抗菌力がなく,免疫不全例に合併した感染症で起因菌が確定できない場合や,混合感染が疑われる場合は,抗菌スペクトラムを広げる併用が必要となる.
●vancomycinにβ-ラクタム薬を併用すると,in vitroでの殺菌効果の増強が認められるが,これが臨床効果の改善に結び付くかどうかは現在のところ不明である.
●併用による副作用も考慮すべきである.
●MRSA感染症に対する第一選択薬は耐性株の認められないvancomycinである.
●vancomycinはグラム陰性菌や嫌気性菌には抗菌力がなく,免疫不全例に合併した感染症で起因菌が確定できない場合や,混合感染が疑われる場合は,抗菌スペクトラムを広げる併用が必要となる.
●vancomycinにβ-ラクタム薬を併用すると,in vitroでの殺菌効果の増強が認められるが,これが臨床効果の改善に結び付くかどうかは現在のところ不明である.
●併用による副作用も考慮すべきである.
掲載誌情報