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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻1号

1996年01月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質をどう使うか 最近話題の感染症

Helicobacter pylori感染にどう対処するか

著者: 井本一郎1

所属機関: 1三重大学医学部第3内科

ページ範囲:P.130 - P.131

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ポイント
●胃・十二指腸病変の発生にHelicobacter(H.)pylori感染が密接に関与している.
●H.pyloriを除菌すると潰瘍再発率が著明に低下する.
●除菌対象は現時点ではH.pylori場性の再発性あるいは難治性潰瘍例が妥当である.
●単剤によるH.pylori除菌率は低く,併用療法が主体となる.
●古典的な3者併用療法は副作用が強く,より短期・少量のレジメンが検討されている.
●除菌治療の問題点として,副作用,耐性菌の出現などがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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