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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻1号

1996年01月発行

文献概要

図解・病態のメカニズム—分子レベルからみた神経疾患・5

DNA修復と神経疾患—色素性乾皮症

著者: 西澤正豊1

所属機関: 1自治医科大学神経内科

ページ範囲:P.179 - P.182

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 DNAは紫外線や化学物質などの環境因子から絶えず損傷を受ける危険にさらされている.特に紫外線は隣接するピリミジン塩基の間でシクロブタン・ダイマー(二量体)を形成させ,DNAの転写や複製を阻害する.複製の異常はDNAに恒常的な変異をつくり,ひいては細胞の死や癌化を招くことになる.そのため,生体は大腸菌からヒトに至るまで,普遍的な細胞機能として,DNA損傷を修復する機構を用意し,環境因子によるDNA損傷に対抗している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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