文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医のための痴呆の最新知識 ベッドサイドでの痴呆患者の診察
痴呆かどうかの見分け方—精神症状・異常行動のある患者の診察
著者: 平井俊策1
所属機関: 1東京都立神経病院
ページ範囲:P.1840 - P.1843
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●痴呆の診断には,意識障害,機能的脳障害によるうつ病,ヒステリー,巣症状として高次脳機能障害のみを呈する場合などとの鑑別が必要である.
●うつ病による仮性痴呆と痴呆の鑑別には,問診時の表情・態度・答え方に特に注意することが大切である.
●幻覚妄想や異常行動は痴呆に伴う場合が多いが,必ずしもそうではないので,これのみで痴呆が基礎にあると即断すべきではなく,原因をよく検討する必要がある.
●痴呆の診断には,意識障害,機能的脳障害によるうつ病,ヒステリー,巣症状として高次脳機能障害のみを呈する場合などとの鑑別が必要である.
●うつ病による仮性痴呆と痴呆の鑑別には,問診時の表情・態度・答え方に特に注意することが大切である.
●幻覚妄想や異常行動は痴呆に伴う場合が多いが,必ずしもそうではないので,これのみで痴呆が基礎にあると即断すべきではなく,原因をよく検討する必要がある.
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