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今月の主題 内科医のための痴呆の最新知識 脳血管性痴呆
脳血管性痴呆—症状の特徴と診断
著者: 高橋智1 東儀英夫1
所属機関: 1岩手医科大学神経内科
ページ範囲:P.1851 - P.1853
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●脳血管性痴呆は病理学的にheterogenousな概念で,虚血性病変による痴呆と出血性病変による痴呆に大別される.
●虚血性病変による痴呆は,①大梗塞,認知機能全般に重要な影響を及ぼす部位の中梗塞による痴呆,②多発梗塞痴呆,③ビンスワンガー型脳血管性痴呆,④低環流による痴呆に分けられる.
●大梗塞および多発皮質梗塞痴呆では,巣症状を伴った皮質性痴呆を呈する.認知機能全般に重要な影響を及ぼす部位の中梗塞では,しばしば局所神経徴候に乏しい急性発症の痴呆症状で発症する.多発小梗塞痴呆およびビンスワンガー型脳血管性痴呆では,いわゆるまだら痴呆となる.
●脳血管性痴呆は病理学的にheterogenousな概念で,虚血性病変による痴呆と出血性病変による痴呆に大別される.
●虚血性病変による痴呆は,①大梗塞,認知機能全般に重要な影響を及ぼす部位の中梗塞による痴呆,②多発梗塞痴呆,③ビンスワンガー型脳血管性痴呆,④低環流による痴呆に分けられる.
●大梗塞および多発皮質梗塞痴呆では,巣症状を伴った皮質性痴呆を呈する.認知機能全般に重要な影響を及ぼす部位の中梗塞では,しばしば局所神経徴候に乏しい急性発症の痴呆症状で発症する.多発小梗塞痴呆およびビンスワンガー型脳血管性痴呆では,いわゆるまだら痴呆となる.
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