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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻10号

1996年10月発行

文献概要

今月の主題 内科医のための痴呆の最新知識 脳血管性痴呆

脳血管性痴呆の予防と治療

著者: 小林祥泰1

所属機関: 1島根医科大学第3内科

ページ範囲:P.1861 - P.1863

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ポイント
●脳血管性痴呆の予防には,high risk groupの早期発見,早期治療が大事である.
●白質障害が高度な脳血管障害はhigh riskである.
●このような例ではパーキンソニズムや仮性球麻痺がよくみられる.
●白質障害の最大の危険因子は高血圧であり,その管理が予防上重要である.
●脳血管性痴呆の初期症状は,やる気の低下とうつ状態である.
●長谷川スケール,やる気スケール,うつスケールは補助診断に有用である.
●徐々に進行する脳血管性痴呆にはビンスワンガー型痴呆が多い.
●脳血管性痴呆初期には,やはり高血圧などの危険因子の管理が治療の基本である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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