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文献概要
今月の主題 内科医のための痴呆の最新知識 治療困難な痴呆患者の治療・対処法
興奮・俳徊などの周辺精神症状の治療
著者: 山本光利1
所属機関: 1香川県立中央病院神経内科
ページ範囲:P.1884 - P.1885
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●興奮,徘徊などに対する抗精神病薬投与は対症的療法であり,副作用の出現に注意する.
●抗精神病薬の副作用としてはパーキンソニズムが多いが,悪性症候群を忘れてはならない.
●脳循環代謝改善薬の有効な症状は薬理作用の違いにもかかわらず,血管性痴呆におけるうつ状態,意欲低下,感情失禁,俳徊,見当識障害とほぼ共通している.
●最低限数の薬の特徴を理解しておくことで,診療上は十分である.
●興奮,徘徊などに対する抗精神病薬投与は対症的療法であり,副作用の出現に注意する.
●抗精神病薬の副作用としてはパーキンソニズムが多いが,悪性症候群を忘れてはならない.
●脳循環代謝改善薬の有効な症状は薬理作用の違いにもかかわらず,血管性痴呆におけるうつ状態,意欲低下,感情失禁,俳徊,見当識障害とほぼ共通している.
●最低限数の薬の特徴を理解しておくことで,診療上は十分である.
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