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文献概要
今月の主題 内科医のための痴呆の最新知識 治療困難な痴呆患者の治療・対処法
痴呆患者の症状を悪くする薬
著者: 山本光利1
所属機関: 1香川県立中央病院神経内科
ページ範囲:P.1886 - P.1887
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●症状の悪化を認めたら,第一に薬剤に起因するものではないかと考える.
●抗コリン作用を有する薬は多いので,薬理作用の理解が必要である.
●抗不安薬,睡眠薬は痴呆状態を生じさせることが稀でない.
●全身状態のよくない状態では薬剤性の症状悪化が生じやすいので,処方用量は通常の2〜3分の1を老人では投与の目安とし,副作用の防止に努める.
●副作用はその注意を忘れた頃に出現する.
●症状の悪化を認めたら,第一に薬剤に起因するものではないかと考える.
●抗コリン作用を有する薬は多いので,薬理作用の理解が必要である.
●抗不安薬,睡眠薬は痴呆状態を生じさせることが稀でない.
●全身状態のよくない状態では薬剤性の症状悪化が生じやすいので,処方用量は通常の2〜3分の1を老人では投与の目安とし,副作用の防止に努める.
●副作用はその注意を忘れた頃に出現する.
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