文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医のための痴呆の最新知識 治療可能な原因による痴呆症状
脳神経外科疾患に伴う痴呆様症状
著者: 小林秀1
所属機関: 1東京都老人医療センター脳神経外科
ページ範囲:P.1912 - P.1914
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●脳神経外科疾患の中で痴呆様症状を示すものとして,正常圧水頭症,脳腫瘍,慢性硬膜下血腫,脳挫傷などがあげられる.
●老年者に多い特発性正常圧水頭症は,痴呆・歩行障害・尿失禁を三主徴とする.初期の段階で歩行障害を示すのが特徴である.
●脳腫瘍の中では,高齢者に多い髄膜腫や転移性脳腫瘍のほか,グリオーマや悪性リンパ腫などで痴呆様症状が認められる.
●高齢者の慢性硬膜下血腫では,記銘力低下などの痴呆様症状を示すことが多い.老年痴呆などの痴呆患者は,転倒などにより頭部外傷を被りやすく,慢性硬膜下血腫を作りやすいことに留意すべきである.
●脳神経外科疾患の中で痴呆様症状を示すものとして,正常圧水頭症,脳腫瘍,慢性硬膜下血腫,脳挫傷などがあげられる.
●老年者に多い特発性正常圧水頭症は,痴呆・歩行障害・尿失禁を三主徴とする.初期の段階で歩行障害を示すのが特徴である.
●脳腫瘍の中では,高齢者に多い髄膜腫や転移性脳腫瘍のほか,グリオーマや悪性リンパ腫などで痴呆様症状が認められる.
●高齢者の慢性硬膜下血腫では,記銘力低下などの痴呆様症状を示すことが多い.老年痴呆などの痴呆患者は,転倒などにより頭部外傷を被りやすく,慢性硬膜下血腫を作りやすいことに留意すべきである.
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