文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医のための痴呆の最新知識 治療可能な原因による痴呆症状
仮性痴呆—精神疾患による痴呆様症状
著者: 木戸又三1
所属機関: 1東京都老人医療センター精神科
ページ範囲:P.1915 - P.1917
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●仮性痴呆の原因疾患として最も多いのはうつ病で,次がせん妄である.
●抑うつ性仮性痴呆と診断するためには,経過や臨床像の中に種々のうつ病の特徴を見いださねばならないが,確証がつかめなくてもうつ病が疑われるならば,抗うつ薬治療を試みてみるべきである.
●痴呆様症状が急に始まり,幻覚,妄想,不穏などが見られるときには,せん妄を疑って,原因となり得る身体疾患や薬物の発見に努めなければならない.
●健忘症候群,分裂病,ヒステリーなどが原因の仮性痴呆もある.
●仮性痴呆の原因疾患として最も多いのはうつ病で,次がせん妄である.
●抑うつ性仮性痴呆と診断するためには,経過や臨床像の中に種々のうつ病の特徴を見いださねばならないが,確証がつかめなくてもうつ病が疑われるならば,抗うつ薬治療を試みてみるべきである.
●痴呆様症状が急に始まり,幻覚,妄想,不穏などが見られるときには,せん妄を疑って,原因となり得る身体疾患や薬物の発見に努めなければならない.
●健忘症候群,分裂病,ヒステリーなどが原因の仮性痴呆もある.
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