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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻10号

1996年10月発行

文献概要

今月の主題 内科医のための痴呆の最新知識 治療可能な原因による痴呆症状

仮性痴呆—精神疾患による痴呆様症状

著者: 木戸又三1

所属機関: 1東京都老人医療センター精神科

ページ範囲:P.1915 - P.1917

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ポイント
●仮性痴呆の原因疾患として最も多いのはうつ病で,次がせん妄である.
●抑うつ性仮性痴呆と診断するためには,経過や臨床像の中に種々のうつ病の特徴を見いださねばならないが,確証がつかめなくてもうつ病が疑われるならば,抗うつ薬治療を試みてみるべきである.
●痴呆様症状が急に始まり,幻覚,妄想,不穏などが見られるときには,せん妄を疑って,原因となり得る身体疾患や薬物の発見に努めなければならない.
●健忘症候群,分裂病,ヒステリーなどが原因の仮性痴呆もある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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