文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医のための痴呆の最新知識 痴呆の予知・予測・予防
痴呆を予防するライフスタイル—1次予防の試み
著者: 近藤喜代太郎1
所属機関: 1北海道大学医学部公衆衛生学講座
ページ範囲:P.1943 - P.1945
文献購入ページに移動ポイント
●老年期痴呆も「成人病」であり,遺伝素因と半生にわたるライフスタイルの中で徐々に起こる.
●痴呆の危険要因には,その脳病変の要因のほか,脳病変の機序と関係なく痴呆化を促す非特異的要因があり,精神活動と運動の不活発,頭部外傷がその例である.
●誰でもボケたくないというが,痴呆の1次予防は直接の保健課題というよりも,心身ともに健やかに有意義な生涯をおくるなかで,結果的に達成されるものかもしれない.
●老年期痴呆も「成人病」であり,遺伝素因と半生にわたるライフスタイルの中で徐々に起こる.
●痴呆の危険要因には,その脳病変の要因のほか,脳病変の機序と関係なく痴呆化を促す非特異的要因があり,精神活動と運動の不活発,頭部外傷がその例である.
●誰でもボケたくないというが,痴呆の1次予防は直接の保健課題というよりも,心身ともに健やかに有意義な生涯をおくるなかで,結果的に達成されるものかもしれない.
掲載誌情報