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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻10号

1996年10月発行

文献概要

グラフ 高速CTによるイメージング・9

脳腫瘍診断における三次元CTの臨床応用

著者: 小倉祐子1

所属機関: 1藤田保健衛生大学医学部放射線医学教室

ページ範囲:P.1963 - P.1968

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 頭部における三次元画像診断は,身体の他の部分に比し早期から臨床応用がなされてきた.その理由としては,第一に生理的な動きが少ないため長時間を要する従来のデータ収集法においても,比較的良質のボリュームデータが得られたこと,第二に閾値処理によりCTデータから容易に頭蓋骨・顔面骨が抽出可能なこと,第三に形成外科・脳神経外科などの関連各科のニーズが高かったことなどがあげられる.ヘリカルスキャンCTの実用化以降,データ獲得は格段に容易となり,三次元CTの臨床応用も一層拡大した.特に撮影時間が従来法に比し驚異的に短縮されたことで,通常量の造影剤(100ml)で十分かつ一定の増強効果を保持した良好な三次元CT血管像(3D-CTA;three-dimensional CT angiography)が簡便に得られるようになってきた.頭部領域における血管病変の3D-CTAについては次号で解説するとし,本稿では脳腫瘍における三次元CTの可能性について言及する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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