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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻11号

1996年11月発行

文献概要

今月の主題 心エコーToday 何を診断できるか—原理,正常波形と臨床応用

ドプラ法

著者: 渡辺弘之1 吉川純一1

所属機関: 1大阪市立大学医学部第1内科

ページ範囲:P.2026 - P.2030

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ポイント
●超音波ドプラ法は,赤血球からの超音波のドプラ効果を利用し血流速を測定する方法で,血行動態の定量的評価が可能である.
●ドプラ法には連続波ドプラ法,パルスドプラ法とカラードプラ法がある.連続波ドプラ法は特定の深さでの流速測定は不可能であるが,測定可能な血流速に上限がない.パルスドプラ法は,特定部位での血流速測定が可能であるが,測定可能な血流速に限界がある.カラードプラ法は,血流の探触子に対する方向と速度をカラー表示することが可能である.
●心エコー図を用いて心機能を正確に評価するためには,心エコー断層図による形態的変化の把握と同時に,ドプラ法を用いて血行動態の定量的評価を行うことが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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