icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina33巻11号

1996年11月発行

文献概要

今月の主題 心エコーToday 何を診断できるか—原理,正常波形と臨床応用

コントラスト心エコー法

著者: 林英宰1 三嶋正芳1

所属機関: 1河内総合病院循環器科

ページ範囲:P.2040 - P.2045

文献購入ページに移動
ポイント
●心筋コントラストエコー法とは,超音波コントラスト剤を冠動脈内に注入し,心筋エコー輝度を増強させ,その解析から心筋灌流状況を評価しようとする手法である.
●心筋コントラストエコー法を虚血性心疾患に適用することにより,心筋梗塞領域の同定,梗塞心筋のviability(生存度)の評価,側副血行路の機能評価,心内膜下虚血の可視化などが可能である.
●肺血管床を通過する超音波コントラスト剤を用いて,静脈注入による左心系コントラストエコー法が可能になった.
●超音波コントラスト剤と心エコー装置側の進歩により,静脈内投与による非観血的心筋コントラストエコー法の可能性が現実のものとなってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?