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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻11号

1996年11月発行

文献概要

今月の主題 心エコーToday どう診断するか—効果的な心エコー法の組み合わせ

どれがアーチファクトか

著者: 山室淳1 吉田清2

所属機関: 1多根総合病院内科 2神戸市立中央市民病院循環器センター内科

ページ範囲:P.2060 - P.2063

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ポイント
●超音波の通過方向に反射の大きい平面が存在すると,超音波はその対象物体で反射し方向を変える.その方向を変えた超音波により新たな虚像を作る.このような反射を,本来の単純な反射と区別して多重反射という.
●超音波探触子より送り出される超音波ビームには,メインとなる超音波ビーム(メインローブ)と,ほかに斜め方向にも同時に向かう超音波ビームがある.これをサイドローブという.
●生体内を通過する超音波が対象物体によりすべて反射されるか,あるいは吸収されると,その背方には超音波が届かないため何もないようにみえる.この現象を音響陰影という.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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