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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻11号

1996年11月発行

今月の主題 心エコーToday

どう診断するか—効果的な心エコー法の組み合わせ 形態異常の診断

心室と心房

著者: 横田慶之1

所属機関: 1神戸大学医学部保健学科

ページ範囲:P.2065 - P.2069

文献概要

ポイント
●左室負荷疾患や虚血性心疾患,種々の心筋疾患では,その病態に応じて種々の程度に左室壁肥大や左室拡大が進展する.
●右室負荷疾患や右室心筋疾患では右室拡大がみられるが,その拡大様式は各疾患の病態により異なる.
●心室の壁肥大心や拡大心の病態の評価には,断層法による各種断面を用いて左室の形態・動態を詳細に観察する必要があるが,同時にドプラ法による血流動態の観察が有用である.
●心房の拡大は房室弁疾患,心室機能障害,心房細動などでみられる.
●断層法は心房壁や心房内構造物の描出に有用であるが,より詳細な観察には経食道心エコー法を施行する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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