icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina33巻11号

1996年11月発行

今月の主題 心エコーToday

どう診断するか—効果的な心エコー法の組み合わせ 形態異常の診断

房室弁と半月弁

著者: 鈴木真事1

所属機関: 1東邦大学医学部附属大橋病院第3内科

ページ範囲:P.2070 - P.2072

文献概要

ポイント
●僧帽弁疾患の診断には,左室長軸断層像を基本にして,正中部のみでなく前交連側,後交連側も観察する.次に短軸断面にて,僧帽弁逸脱部位の広さや僧帽弁狭窄症の弁口面積などを計測する.
●大動脈弁疾患の診断には,短軸断層による観察が重要である.
●三尖弁,肺動脈弁の観察は,成人ではそれぞれの弁の短軸像は描出不能なことが多いため長軸方向の断面で観察する.
●いずれの弁膜症の診断においても,経食道心エコー法を併用すると診断能力が向上する.
●カラードプラ法を併用したほうが弁の形態異常を見つけやすい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら