icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina33巻11号

1996年11月発行

文献概要

今月の主題 心エコーToday どう診断するか—効果的な心エコー法の組み合わせ 形態異常の診断

心筋・心膜

著者: 増山理1 永野玲子1 山本一博1 堀正二1

所属機関: 1大阪大学医学部第1内科

ページ範囲:P.2077 - P.2081

文献購入ページに移動
ポイント
●左室肥大とは,左室重量係数の増加を指す用語である.
●左室の形態は,左室重量係数と相対的左室壁厚の両者により評価される.
●求心性左室肥大は,左室圧負荷疾患,二次性蓄積性心筋疾患に多くみられる.
●遠心性左室肥大は,左室容量負荷疾患,左室収縮機能低下時に多くみられる.
●局所的な左室形態異常をきたす疾患には,肥大型心筋症,虚血性心疾患,肺高血圧症などがある.
●心タンポナーデの心エコー上の特徴は,右房・右室前壁の拡張期虚脱であり,重症度は心嚢液貯留量よりも心膜腔内圧に依存する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?