medicina33巻11号

1996年11月発行

今月の主題 心エコーToday 弁膜疾患の診断と治療への応用

僧帽弁膜症の診断と評価

著者： 平井寛則¹ 鈴木真事¹

所属機関： ¹東邦大学医学部附属大橋病院第3内科

ページ範囲：P.2133 - P.2137

ポイント
●僧帽弁狭窄症：単に弁尖の肥厚，硬化を評価するだけでなく，弁下組織など僧帽弁複合も下分に観察する．弁口面積の算出は，直接トレースかpressure half timeを用いる．
●僧帽弁閉鎖不全症：診断と重症度の評価はカラードプラ法を用いるが，その成因は断層法で観察するのがよい．