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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻11号

1996年11月発行

文献概要

Drug Information 副作用情報・8

薬剤性ショック(5)—心室頻拍;torsades de pointes

著者: 浜六郎1

所属機関: 1阪南中央病院内科

ページ範囲:P.2225 - P.2227

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 薬剤性ショック(4)で,過量中毒型ショックを起こす薬剤としてあげたもの1)のほとんどは,条件によっては,薬剤性の不整脈(多くはQT延長からtorsades de pointes(Tdp)型心室頻拍)を起こし,突然死の原因になり得る.ジソピラミド(リスモダン®,ノルペース®)やプロカインアミドなどの抗不整脈剤,フェノチアジン系,ブチロフェノン系の抗精神病用薬,ドンペリドン(ナウゼリン®)などの制吐薬だが,他にも種々の薬剤によって薬剤性の不整脈が生じる.これらの薬剤は,本誌9月号1)で記したように,化学構造上も作用機序上も共通点を有する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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