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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 循環器疾患治療薬 ジギタリス(強心薬)

ジゴキシン(サンド,山之内)=ジゴシン(中外)/ラニラピッド(ペーリンガー・マンハイム—山之内)

著者: 田村勤1

所属機関: 1三井記念病院循環器センター内科

ページ範囲:P.11 - P.13

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 血管拡張薬,特にACE阻害薬の短期的ならびに長期的有効性が示されてからは,うっ血性心不全治療薬としてのジギタリスの地位は低下している.さらに,ジギタリスには中毒という問題が常につきまとい,使用しづらい薬剤という印象が強い.しかし,ジギタリスの薬物動態を理解して使用すれば,ジギタリスは現在でもうっ血性心不全に対して有用な薬剤である.これまで種々のジギタリス製剤が用いられてきたが,その薬物動態が明らかになるにつれ,現在では主としてジゴキシン(ジゴキシン®,ジゴシン®)とメチルジゴキシン(ラニラピッド®)が使用され,ジギトキシンやデスラノシドなどはあまり用いられなくなってきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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