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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 循環器疾患治療薬 β遮断薬(降圧薬・狭心症治療薬・不整脈治療薬)

ロプレソール(チバガイギー)

著者: 横田慶之1

所属機関: 1神戸大学医学部保健学科

ページ範囲:P.46 - P.47

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 非選択性のβ遮断薬はβ1受容体のみではなくβ2受容体も遮断する結果,気管支平滑筋や血管平滑筋の収縮や糖・脂質代謝障害などの悪影響をもたらす可能性がある.このため,末梢のβ2受容体に影響を与えないβ遮断薬が望ましいと考えられてきた.β1選択性β遮断薬はβ2受容体遮断の程度に比しβ1受容体の遮断が強いため,β2受容体遮断に伴う副作用が少ないものと考えられる.
 ロプレソール®(酒石酸メトプロロール)は,内因性交感神経刺激作用や膜安定化作用のないβ1選択性の強いβ遮断薬であり,Prichard分類1)のII類,4群に属する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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