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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

iatrosの壺

NSAIDsを処方する前にチョット注意/排尿障害の原因として市販の感冒薬も大事

著者: 中島一夫1 西山雅則2

所属機関: 1佐久市立国保浅間総合病院内科 2祐愛会織田病院内科

ページ範囲:P.61 - P.61

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 非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)は,内科に限らず多くの診療科の多岐にわたる疾患に使用されるため,思わぬ事態に遭遇することが時にある.
 〈症例1〉70歳代女性.開業医にて感冒として薬を処方され,効果がないため当院当直時間に来院.開業医には連絡がつかず,当院の薬に変更するように言って帰宅させる.数日後に食思不振にて来院.胃内視鏡検査では胃潰瘍が多発.よく話を聞くと開業医の薬も止めずに服用し,両者にNSAIDsが含まれていた.おまけに整形外科から腰痛の薬としてNSAIDsを定期的に服用している!胃潰瘍にならないほうがおかしいぐらい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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