icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 循環器疾患治療薬 利尿薬

フルイトラン(塩野義)

著者: 高橋克敏1 藤田敏郎1

所属機関: 1東京大学医学部第4内科

ページ範囲:P.66 - P.66

文献購入ページに移動
臨床薬理
●作用機序:本剤は標準的なサイアザイド系利尿薬である.腎尿細管の主にヘンレ係蹄上行脚皮質部および遠位尿細管の近位部におけるNa・C1の再吸収を抑制することによってNa・C1を排泄し,これに伴い水の排泄も増加させて利尿作用が生ずる.本剤による利尿作用の結果,初期には循環血液量の減少により,長期には末梢血管拡張と昇圧物質に対する末梢血管反応性低下などにより,降圧作用が生ずると考えられる.すなわち,初期には心拍出量が減少し,長期には全末梢血管抵抗が低下して降圧する.
●血中濃度モニタリング:不要.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら