文献詳細
増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
循環器疾患治療薬 利尿薬
文献概要
臨床薬理
●作用機序:本剤は標準的なサイアザイド系利尿薬である.腎尿細管の主にヘンレ係蹄上行脚皮質部および遠位尿細管の近位部におけるNa・C1の再吸収を抑制することによってNa・C1を排泄し,これに伴い水の排泄も増加させて利尿作用が生ずる.本剤による利尿作用の結果,初期には循環血液量の減少により,長期には末梢血管拡張と昇圧物質に対する末梢血管反応性低下などにより,降圧作用が生ずると考えられる.すなわち,初期には心拍出量が減少し,長期には全末梢血管抵抗が低下して降圧する.
●血中濃度モニタリング:不要.
●作用機序:本剤は標準的なサイアザイド系利尿薬である.腎尿細管の主にヘンレ係蹄上行脚皮質部および遠位尿細管の近位部におけるNa・C1の再吸収を抑制することによってNa・C1を排泄し,これに伴い水の排泄も増加させて利尿作用が生ずる.本剤による利尿作用の結果,初期には循環血液量の減少により,長期には末梢血管拡張と昇圧物質に対する末梢血管反応性低下などにより,降圧作用が生ずると考えられる.すなわち,初期には心拍出量が減少し,長期には全末梢血管抵抗が低下して降圧する.
●血中濃度モニタリング:不要.
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