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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 循環器疾患治療薬 中枢性交感神経抑制薬(降圧薬)

カタプレス(日本ベーリンガー/田辺)

著者: 高橋克敏1 藤田敏郎1

所属機関: 1東京大学医学部第4内科

ページ範囲:P.69 - P.69

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臨床薬理
●作用機序:本剤は主として延髄孤束核のα2受容体を刺激して,末梢交感神経の活性低下と迷走神経の緊張亢進を生ずる.この結果,血行動態が変化して血圧低下が生ずると考えられる.投与初期には,心拍数低下傾向により心拍出量が低下して末梢血管抵抗は不変あるいは軽度の増加をきたすが,長期投与時には,心拍出量は前値に回復し末梢血管抵抗は次第に低下する.また,レニン,アルドステロンの分泌低下も降圧作用に一部関与すると考えられる.
●血中濃度モニタリング:不要.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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