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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 循環器疾患治療薬 血管拡張薬

カリクレイン(吉富—バイエル)

著者: 江藤浩之1 一色高明1

所属機関: 1帝京大学医学部第2内科

ページ範囲:P.82 - P.82

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臨床薬理
●作用機序:ドイツバイエル社が開発した動物膵から抽出精製された組織カリクレインで,酵素作用により血液中α2—グロブリン分画に属するキニノゲンを分解し,低分子の活性ペプチドであるキニン(ブラジキニン,カリジン)を遊離する.キニンは末梢血管拡張ならびに微小循環速度の亢進によって血流増加作用(マイルドな抗圧作用)があり,組織代謝を改善する.主な作用部位は脳や四肢の末梢血管で,特に脳の血管床に選択性が強い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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