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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略

消化器疾患治療薬 受容体拮抗薬(消化性潰瘍・胃炎治療薬)

タガメット(藤沢—スミスクライン)

著者: 福本四郎1 天野祐二1

所属機関: 1島根医科大学第2内科

ページ範囲:P.96 - P.97

文献概要

臨床薬理
●作用機序:本剤はヒスタミンの基本骨格であるイミダゾール環を有する薬剤で,胃酸を産生・分泌する胃壁細胞基底膜上にあるH2受容体に可逆的に結合し,胃粘膜局所の肥満細胞やエンテロクロマフィン様細胞で合成されたヒスタミンと競合することにより,ヒスタミン刺激を遮断することで酸分泌抑制効果を示す.その他,胃粘膜の血流増加作用,内因性プロスタグランジン・粘液糖蛋白の維持作用など効果は多岐にわたる.
●血中濃度モニタリング:高齢者腎不全症例ではモニタリングすることが望ましい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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