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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 消化器疾患治療薬 酸中和薬(消化性潰瘍・胃炎治療薬)

マーロックス(山之内—ローヌ・ローラー)

著者: 宮原透1

所属機関: 1防衛医科大学校第2内科

ページ範囲:P.104 - P.104

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臨床薬理
●作用機序:本剤の懸濁内服用(顆粒タイプ)1g中の成分・分量は,乾燥水酸化アルミニウムゲル448mg(酸化アルミニウムとして224mg含有)と水酸化マグネシウム400mgである.その作用機序はアルミニウムとマグネシウムの含有から理解できるが,一つは胃内の中和・制酸作用である.服用後3分でpHは6.3前後に中和され,その持続時間が100分と報告されている.さらに,ラット実験潰瘍モデルにおいて用量依存的に胃粘膜損傷を抑制する.本剤投与後の内視鏡の観察では薬剤が胃粘膜に付着している.
●血中濃度モニタリング:一般臨床的には必要ではない.長期大量投与されている場合,血中マグネシウム,リン酸値を測定する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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