文献詳細
文献概要
増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 消化器疾患治療薬 止痢薬・整腸薬
ビオフェルミンR(ビオフェルミン)
著者: 桜井幸弘1
所属機関: 1関東逓信病院消化器内科
ページ範囲:P.137 - P.137
文献購入ページに移動臨床薬理
●作用機序:大腸細菌叢を安定化することにより,細菌叢の乱れによる下痢・腹痛・腹満を軽減させる.in vitroでは乳酸菌は緑膿菌・ブドウ球菌などの増殖を乳酸などの産生により抑制するとされている.抗生物質投与による大腸細菌叢の変化は,糞便内の総細菌数は抗生物質投与後に109〜1010から104程度まで低下する.Streptococcus,Bacteroides,Lactobaccilusがその減少の原因である.当然ながら,抗生物質に耐性のこれらの細菌を投与すれば細菌叢の保持ができる.耐性乳酸菌と称するものは乳酸を生合成する菌類で,抗生物質に対する耐性を継代培養で獲得しており,必ずしもLactobaccilusではない.また,耐性は他の細菌に伝達されないことが確かめられている.
●作用機序:大腸細菌叢を安定化することにより,細菌叢の乱れによる下痢・腹痛・腹満を軽減させる.in vitroでは乳酸菌は緑膿菌・ブドウ球菌などの増殖を乳酸などの産生により抑制するとされている.抗生物質投与による大腸細菌叢の変化は,糞便内の総細菌数は抗生物質投与後に109〜1010から104程度まで低下する.Streptococcus,Bacteroides,Lactobaccilusがその減少の原因である.当然ながら,抗生物質に耐性のこれらの細菌を投与すれば細菌叢の保持ができる.耐性乳酸菌と称するものは乳酸を生合成する菌類で,抗生物質に対する耐性を継代培養で獲得しており,必ずしもLactobaccilusではない.また,耐性は他の細菌に伝達されないことが確かめられている.
掲載誌情報