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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略

消化器疾患治療薬 膵疾患治療薬

フオイパン(小野)

著者: 河原弘規1

所属機関: 1東京逓信病院消化器科

ページ範囲:P.147 - P.147

文献概要

臨床薬理
●作用機序:本剤はトリプシン,カリクレイン,プラスミン,トロンビン,エステラーゼに対して強い阻害作用を有する蛋白分解酵素阻害薬である.膵炎は,膵実質が膵酵素によって自己消化されて,壊死・脱落を起こすことによって発症する.本剤は,トリプシンの酵素活性を抑制することによって慢性膵炎の疼痛や炎症症状ならびにアミラーゼ値を改善する.
●血中濃度モニタリング:経口投与で速やかに吸収,代謝,排泄されるので,血中濃度モニタリングは不要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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