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増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 神経・筋疾患治療薬 レボドパ(パーキンソン病・パーキンソン症候群治療薬)
ドパストン(三共)=ドパゾール(第一)=ドパール(協和発酵)
著者: 杉田之宏1 水野美邦1
所属機関: 1順天堂大学医学部神経内科
ページ範囲:P.178 - P.179
文献購入ページに移動●作用機序:L-dopaによる治療は,パーキンソン病の線条体で欠乏しているドパミン(DA)をその前駆物質であるL-dopaの投与により補充するもので,本症治療の基本である.DAは脳—血液関門を通過できないため,その前駆物質であるL-dopaを投与する.L-dopaは脳内に入り黒質線条体DAニューロンに取り込まれ,ドーパ脱炭酸酵素によりDAになり治療効果を現す.
●血中濃度モニタリング:L-dopa血中濃度は投与量と相関するが,長期治療での血中濃度は臨床症状の改善度とは必ずしも相関せず,一般治療での血中濃度モニタリングは必要でない.
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