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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 神経・筋疾患治療薬 レボドパ(パーキンソン病・パーキンソン症候群治療薬)

ドパストン(三共)=ドパゾール(第一)=ドパール(協和発酵)

著者: 杉田之宏1 水野美邦1

所属機関: 1順天堂大学医学部神経内科

ページ範囲:P.178 - P.179

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臨床薬理
●作用機序:L-dopaによる治療は,パーキンソン病の線条体で欠乏しているドパミン(DA)をその前駆物質であるL-dopaの投与により補充するもので,本症治療の基本である.DAは脳—血液関門を通過できないため,その前駆物質であるL-dopaを投与する.L-dopaは脳内に入り黒質線条体DAニューロンに取り込まれ,ドーパ脱炭酸酵素によりDAになり治療効果を現す.
●血中濃度モニタリング:L-dopa血中濃度は投与量と相関するが,長期治療での血中濃度は臨床症状の改善度とは必ずしも相関せず,一般治療での血中濃度モニタリングは必要でない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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