文献詳細
増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
神経・筋疾患治療薬 脳圧降下薬
文献概要
臨床薬理
●作用機序:本剤は10%グリセリン,5%フルクトース加生理食塩液である.高浸透圧で,血液—脳関門を通りにくいため,静脈内に投与すると血液の浸透圧が上昇するに伴い,血液と脳組織浸透圧差が大きくなり,脳組織内の水が血中に移行することにより脳浮腫が軽減し,頭蓋内圧が下降する.また,グリセリンが代謝され,エネルギーとして利用されるとともに,脳内代謝過程に入り代謝改善を促すという間接作用を併せもつ.
●血中濃度モニタリング:臨床的には不要.
●作用機序:本剤は10%グリセリン,5%フルクトース加生理食塩液である.高浸透圧で,血液—脳関門を通りにくいため,静脈内に投与すると血液の浸透圧が上昇するに伴い,血液と脳組織浸透圧差が大きくなり,脳組織内の水が血中に移行することにより脳浮腫が軽減し,頭蓋内圧が下降する.また,グリセリンが代謝され,エネルギーとして利用されるとともに,脳内代謝過程に入り代謝改善を促すという間接作用を併せもつ.
●血中濃度モニタリング:臨床的には不要.
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