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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 神経・筋疾患治療薬 脳圧降下薬

グリセオール(中外)

著者: 棚橋紀夫1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部神経内科

ページ範囲:P.197 - P.197

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臨床薬理
●作用機序:本剤は10%グリセリン,5%フルクトース加生理食塩液である.高浸透圧で,血液—脳関門を通りにくいため,静脈内に投与すると血液の浸透圧が上昇するに伴い,血液と脳組織浸透圧差が大きくなり,脳組織内の水が血中に移行することにより脳浮腫が軽減し,頭蓋内圧が下降する.また,グリセリンが代謝され,エネルギーとして利用されるとともに,脳内代謝過程に入り代謝改善を促すという間接作用を併せもつ.
●血中濃度モニタリング:臨床的には不要.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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