文献詳細
増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
神経・筋疾患治療薬 片頭痛治療薬
文献概要
臨床薬理
主たる作用は,酒石酸エルゴタミンによる頭部血管収縮あるいは拡張抑制による.片頭痛発作中の頭部血管の脈波を測定したWolffらの観察によると,酒石酸エルゴタミン静注により頭部血管の脈波の振幅は低下し,それとともに頭痛も軽減している.酒石酸エルゴタミンによる血管収縮が血管壁への直接作用なのか,あるいは脳血管を支配する三叉神経終末部に作用し,血管作動物質の放出をコントロールするのかについては未解決である.
主たる作用は,酒石酸エルゴタミンによる頭部血管収縮あるいは拡張抑制による.片頭痛発作中の頭部血管の脈波を測定したWolffらの観察によると,酒石酸エルゴタミン静注により頭部血管の脈波の振幅は低下し,それとともに頭痛も軽減している.酒石酸エルゴタミンによる血管収縮が血管壁への直接作用なのか,あるいは脳血管を支配する三叉神経終末部に作用し,血管作動物質の放出をコントロールするのかについては未解決である.
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