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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略

神経・筋疾患治療薬 片頭痛治療薬

カフェルゴット(サンド)

著者: 坂井文彦1

所属機関: 1北里大学医学部内科

ページ範囲:P.205 - P.205

文献概要

臨床薬理
 主たる作用は,酒石酸エルゴタミンによる頭部血管収縮あるいは拡張抑制による.片頭痛発作中の頭部血管の脈波を測定したWolffらの観察によると,酒石酸エルゴタミン静注により頭部血管の脈波の振幅は低下し,それとともに頭痛も軽減している.酒石酸エルゴタミンによる血管収縮が血管壁への直接作用なのか,あるいは脳血管を支配する三叉神経終末部に作用し,血管作動物質の放出をコントロールするのかについては未解決である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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