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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略

呼吸器疾患治療薬 去痰薬

ムコソルバン(日本ベーリンガ—帝人)

著者: 竹村尚志1 玉置淳1

所属機関: 1東京女子医科大学呼吸器内科

ページ範囲:P.219 - P.219

文献概要

臨床薬理
●作用機序:肺表面活性物質(サーファクタント)の分泌促進により,線毛のない肺胞・細気管支領域のクリアランスを亢進する1)とともに,気道液のゲル層の厚みを調節することで線毛の運動を円滑にさせ2),痰のクリアランスを促進する.加えて,気道液の分泌も促進し,痰の気道粘膜に対する粘着性を低下させ,痰の喀出を容易にする3)
●吸収・分布・代謝・排泄:健常成人に本剤30mg単回経口投与後の血漿中未変化体濃度は投与後2〜4時間でピークに達する.半減期は約5時間で,その後比較的速やかに減少する4).肝臓で代謝され,投与後72時間までに,未変化体およびその抱合体が50〜70%尿中へ排泄される5)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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