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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略

呼吸器疾患治療薬 抗結核薬

アプテシン(科研)=リファジン(第一)=リマクタン(チバガイギー)

著者: 町田和子1

所属機関: 1国立療養所東京病院呼吸器科

ページ範囲:P.260 - P.261

文献概要

臨床薬理
●作用機序:細菌のDNA依存性RNA合成ポリメラーゼに働き,RNA合成を阻害する.半休止菌に対して滅菌作用を,分裂増殖結核菌に対して殺菌作用をもつ.最も強力な殺菌作用をもつイソニアジド(INH)との併用療法は,結核の初回短期療法の核である.
●血中濃度モニタリング:脂溶性で,内服後速やかに吸収され2〜4時間がピークで,2〜3時間が半減期である.肺・喀痰,骨組織,腎,リンパ液,脳脊髄液など組織への移行は良好で,腸肝循環を再循環し,脱アセチル化されて大便に排泄される.血中濃度モニターは研究的に施行.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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