文献詳細
増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
血液疾患治療薬 止血薬
文献概要
臨床薬理
●作用機序:ビタミンK依存性凝固因子といわれる血液凝固因子(Ⅱ,Ⅶ,Ⅸ,Ⅹ)は,γ-カルボキシルグルタミン酸(Gla)を有することによってその生理活性を現す.ケイツー®(ビタミンK2)は,その前駆蛋白(PIVKA:protein induced by vitamin K absence)のアミノ末端近傍に存在する特定のグルタミン酸残基(Glu)をGlaに変換する際のカルボキシル化反応にcofactorとして働く.すなわち本剤は,ビタミンK依存性血液凝固因子の肝における合成を促進し,生体の止血機構を賦活し生理的に止血作用を発現する.
●血中濃度モニタリング:ビタミンKの投与により臨床症状の改善または凝固系検査の改善が認められれば,血中濃度モニタリングは通常必要としない.
●作用機序:ビタミンK依存性凝固因子といわれる血液凝固因子(Ⅱ,Ⅶ,Ⅸ,Ⅹ)は,γ-カルボキシルグルタミン酸(Gla)を有することによってその生理活性を現す.ケイツー®(ビタミンK2)は,その前駆蛋白(PIVKA:protein induced by vitamin K absence)のアミノ末端近傍に存在する特定のグルタミン酸残基(Glu)をGlaに変換する際のカルボキシル化反応にcofactorとして働く.すなわち本剤は,ビタミンK依存性血液凝固因子の肝における合成を促進し,生体の止血機構を賦活し生理的に止血作用を発現する.
●血中濃度モニタリング:ビタミンKの投与により臨床症状の改善または凝固系検査の改善が認められれば,血中濃度モニタリングは通常必要としない.
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