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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 血液疾患治療薬 G-CSF製剤

グラン(麒麟麦酒—三共)/ノイトロジン(中外)

著者: 都築忍1 高松純樹1

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.276 - P.277

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臨床薬理
●作用機序:G-CSF(granulocyte colony sti-mulating factor)は,好中球前駆細胞および成熟好中球に比較的特異的に作用するサイトカインであり,①好中球前駆細胞の増殖と分化を促進することにより末梢血中の好中球数を増加させ,②成熟好中球に対してはその遊走能・付着能・貪食能・殺菌能などの機能を亢進させることから,好中球減少症に対して広く使用される.また,③骨髄内造血前駆細胞の増加および末梢血中への動員を促すことから,末梢血造血幹細胞移植(PBSCT)に際して幹細胞採取にも応用されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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