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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 代謝・栄養障害治療薬 その他の高脂血症治療薬

クエストラン(ブリストル)

著者: 中村治雄1

所属機関: 1防衛医科大学校第1内科

ページ範囲:P.297 - P.297

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臨床薬理
●作用機序:腸管内で,本剤の構造中に含有されるClが胆汁酸,脂肪酸などと置換し,特に胆汁酸が結合することで,そのまま再吸収されることなく便中へ排泄される.したがって,胆汁酸の再吸収が抑制されることで,コレステロールから胆汁酸への異化系路が促進する.肝細胞内のコレステロールプールが減少することになり,肝細胞における低比重リポ蛋白(LDL)受容体活性が促進され,血中のLDLの取り込みが増加する.またHMG-CoA還元酵素活性の増加,7α-hydrox-ylase活性の亢進なども生ずる.
●血中濃度モニタリング:非吸収性であり,その必要はない.しかし,Clの吸収は生じやすい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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