文献詳細
増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
代謝・栄養障害治療薬 糖尿病合併症治療薬
文献概要
臨床薬理
●作用機序:本剤はpyridazine核を有する非カテコールアミン類に属する間接型交感神経作動薬であり,もっぱら交感神経節後ニューロン末端に作用し,中枢神経作用はもたない.その間接型交感神経様作用は,交感神経内MAO-A阻害作用,ノルアドレナリン再吸収抑制作用,ノルアドレナリン放出作用によるものである.起立性低血圧作用に対抗しては,本剤の末梢血管収縮作用と心拍数増加作用が合わさって効果が現れると考えられている.一方,安静時高血圧が発現しにくいのは,本剤が肝臓で代謝されずにほとんど尿から未代謝のまま排泄され,蓄積しないからであろう.
●作用機序:本剤はpyridazine核を有する非カテコールアミン類に属する間接型交感神経作動薬であり,もっぱら交感神経節後ニューロン末端に作用し,中枢神経作用はもたない.その間接型交感神経様作用は,交感神経内MAO-A阻害作用,ノルアドレナリン再吸収抑制作用,ノルアドレナリン放出作用によるものである.起立性低血圧作用に対抗しては,本剤の末梢血管収縮作用と心拍数増加作用が合わさって効果が現れると考えられている.一方,安静時高血圧が発現しにくいのは,本剤が肝臓で代謝されずにほとんど尿から未代謝のまま排泄され,蓄積しないからであろう.
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