icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略

代謝・栄養障害治療薬 糖尿病合併症治療薬

リズミック(大日本)

著者: 渥美義仁1

所属機関: 1東京都済生会中央病院内科

ページ範囲:P.335 - P.336

文献概要

臨床薬理
●作用機序:本剤はpyridazine核を有する非カテコールアミン類に属する間接型交感神経作動薬であり,もっぱら交感神経節後ニューロン末端に作用し,中枢神経作用はもたない.その間接型交感神経様作用は,交感神経内MAO-A阻害作用,ノルアドレナリン再吸収抑制作用,ノルアドレナリン放出作用によるものである.起立性低血圧作用に対抗しては,本剤の末梢血管収縮作用と心拍数増加作用が合わさって効果が現れると考えられている.一方,安静時高血圧が発現しにくいのは,本剤が肝臓で代謝されずにほとんど尿から未代謝のまま排泄され,蓄積しないからであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら