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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 代謝・栄養障害治療薬 高尿酸血症治療薬

ユリノーム(鳥居)

著者: 河野典夫1

所属機関: 1大阪大学医学部保健学科基礎生体情報学

ページ範囲:P.341 - P.342

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臨床薬理
●作用機序:本剤の血清尿酸降下作用は,腎近位尿細管ないしヘンレループにおける尿酸再吸収抑制に基づく,尿への尿酸排泄促進効果による.腸管(便中)への尿酸排泄促進効果も報告されているが,これはまだ確立されていない.
●血中濃度モニタリング:本剤100mgの1回投与後は,血中薬剤濃度は5〜6時間後に頂値を示す.連日100mg投与時は,血中濃度は2日間で急上昇し,以後徐々に上昇し,12日目に最大に達する.本剤50mg1回投与後は,血中濃度は過半数が2時間後に頂値,残りが4〜8時間後に頂値を示す.また,薬剤効果〔尿酸クリアランス(Cua)/クレアチニンクリアランス(Ccr)〕は4〜10時間後に最大に達し,以後徐々に減弱するが,24時間後もなお持続している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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