文献詳細
増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
腎疾患治療薬 利尿薬
文献概要
臨床薬理
●作用機序:カンレノ酸カリウムはスピロノラクトンと同様に,アルドステロン受容体拮抗阻害効果を示すカリウム保持性利尿薬である.カンレノ酸カリウム自体はアルドステロン受容体とほとんど結合しないが,代謝産物であるカンレノンはスピロノラクトンの約30%の受容体結合能を有する.したがって,カンレノ酸カリウムの抗アルドステロン作用はカンレノンのアルドステロン受容体拮抗阻害効果によるものと考えられている.
●血中濃度モニタリング:通常は行われない.健常人に300mg静注にて,血漿中消失は二相性で半減期は分布相で0.84時間,排泄相で9.22時間.尿中排泄15.9%.
●作用機序:カンレノ酸カリウムはスピロノラクトンと同様に,アルドステロン受容体拮抗阻害効果を示すカリウム保持性利尿薬である.カンレノ酸カリウム自体はアルドステロン受容体とほとんど結合しないが,代謝産物であるカンレノンはスピロノラクトンの約30%の受容体結合能を有する.したがって,カンレノ酸カリウムの抗アルドステロン作用はカンレノンのアルドステロン受容体拮抗阻害効果によるものと考えられている.
●血中濃度モニタリング:通常は行われない.健常人に300mg静注にて,血漿中消失は二相性で半減期は分布相で0.84時間,排泄相で9.22時間.尿中排泄15.9%.
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