icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 アレルギー・リウマチ性疾患治療薬 免疫抑制薬

イムラン(ウエルカム—住友)

著者: 當間重人1

所属機関: 1東京大学医学部物療内科

ページ範囲:P.428 - P.429

文献購入ページに移動
臨床薬理
●作用機序:アザチオプリンおよび6—メルカプトプリン(6—MP)は,代謝拮抗型の化学療法剤として開発されたプリン類似体である.特に6—MPのイミダゾール誘導体である本剤は免疫抑制効果にすぐれ,臓器移植後の拒絶反応抑制のために広く用いられている.本剤は体内で代謝されて活性型のチオイノシン酸となり,これがイノシン酸と拮抗してプリンヌクレオチドの生合成を阻害することによりプリンの生合成に重要な種々の経路を阻害し,細胞周期上S期にある細胞の分裂増殖を阻止すると考えられている.
●血中濃度モニタリング:通常行わない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?