文献詳細
文献概要
iatrosの壺
まちがい
著者: 大海庸世1
所属機関: 1さとう記念病院内科
ページ範囲:P.429 - P.429
文献購入ページに移動……しかし,一人のNSがもくもくと注射器に吸い込んでいたのは,サクシン……だったそうです
……オット!
〈その2〉高カロリー輸液と経腸栄養——深夜の大学病院の病棟は,一見静かなようでも,NSは病室を巡回し,vital checkや点滴,各種パックの更新にあわただしく勤務をしているのです.ある晩,IVHがつまったと当直が呼ばれました.『フラッシュくらいしてから,呼べよ……』と,内心思いながら病室を覗いてみると,IVHのチューブ内は見慣れぬ白い粘稠な液体で固まっているのです……?そして,その先には経腸栄養のパックがつながっていたのです……!フラッシュをせずに呼んだNSの勝ちかア……翌朝病棟は,大問題となりました.
掲載誌情報