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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略

アレルギー・リウマチ性疾患治療薬 免疫抑制薬

サンディミュン(サンド)

著者: 當間重人1

所属機関: 1東京大学医学部物療内科

ページ範囲:P.435 - P.436

文献概要

臨床薬理
●作用機序:Tリンパ球の抗原認識に伴う活性化の初期段階を比較的選択的に阻害し,Tリンパ球のインターロイキン(IL)−2産生を抑制する.細胞内のシクロフィリンと結合し,最終的にNF—ATなどの転写因子活性を抑制することによりIL−2産生を抑制すると考えられている.
●血中濃度モニタリング:臓器移植患者に投与する際には,過量投与による副作用の発現および低用量投与による拒否反応の発現などを防ぐため,トラフレベルの血中濃度を移植直後は頻回に,その後は1カ月に1回を目安に測定し,また,ベーチェット病および乾癬患者に投与する際にも,副作用の発現を防ぐため1カ月に1回を目安に血中濃度を測定し,投与量を調節する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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