文献詳細
増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
感染症治療薬 ペニシリン系抗生物質
文献概要
臨床薬理
●作用機序:ペントシリン®,ユナシン®と同様に,30ほどの酵素反応が関与する細胞壁の構成物ペプチドグリカンの合成を障害することによるとされる.ペニシリン結合蛋白(penicillin bindingprotein;PBP)と呼ばれるペプチドグリカン合成に関与する酵素の障害も重要な作用機序であるとされるが,今日の科学をもってしても詳細なβ-ラクタム系抗生物質の作用機序は不明である.
●吸収・分布・代謝・排泄:アンピシリンとともに酸に対して安定であり,経口でよく吸収され,食事により吸収が障害されることが少ないとされる.吸収後は全身によく行きわたり,特に炎症の存在下では髄液,胸腔,関節腔,腹腔内にも移行する.排泄は基本的に腎から行われる.
●作用機序:ペントシリン®,ユナシン®と同様に,30ほどの酵素反応が関与する細胞壁の構成物ペプチドグリカンの合成を障害することによるとされる.ペニシリン結合蛋白(penicillin bindingprotein;PBP)と呼ばれるペプチドグリカン合成に関与する酵素の障害も重要な作用機序であるとされるが,今日の科学をもってしても詳細なβ-ラクタム系抗生物質の作用機序は不明である.
●吸収・分布・代謝・排泄:アンピシリンとともに酸に対して安定であり,経口でよく吸収され,食事により吸収が障害されることが少ないとされる.吸収後は全身によく行きわたり,特に炎症の存在下では髄液,胸腔,関節腔,腹腔内にも移行する.排泄は基本的に腎から行われる.
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