文献詳細
増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
感染症治療薬 セフェム系抗生物質
文献概要
臨床薬理
●作用機序:細菌の細胞壁合成(細胞壁ペプチドグリカン架橋形成)阻害により,殺菌的に作用する.本剤は,7位側鎖にアミノチアゾリル基を導入することにより,グラム陰性菌に対する抗菌力が増強し,カルボキシプロピルオキシイミノ基を導入することにより,β—ラクマターゼに対する安定性が向上した.また,3位側鎖のピリジニウムメチル基と2位のカルボキシル基の間で分子内塩をつくる構造と7位側鎖の陰性荷電とにより,緑膿菌を含むグラム陰性菌に対してすぐれた外膜透過性を示す.
●吸収・分布・代謝・排泄:血中濃度半減期は約1〜2時間で,喀痰,体液,組織内への移行は良好である.静脈内投与後,体内ではほとんど代謝されることなく高濃度に尿中に排泄される.
●作用機序:細菌の細胞壁合成(細胞壁ペプチドグリカン架橋形成)阻害により,殺菌的に作用する.本剤は,7位側鎖にアミノチアゾリル基を導入することにより,グラム陰性菌に対する抗菌力が増強し,カルボキシプロピルオキシイミノ基を導入することにより,β—ラクマターゼに対する安定性が向上した.また,3位側鎖のピリジニウムメチル基と2位のカルボキシル基の間で分子内塩をつくる構造と7位側鎖の陰性荷電とにより,緑膿菌を含むグラム陰性菌に対してすぐれた外膜透過性を示す.
●吸収・分布・代謝・排泄:血中濃度半減期は約1〜2時間で,喀痰,体液,組織内への移行は良好である.静脈内投与後,体内ではほとんど代謝されることなく高濃度に尿中に排泄される.
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