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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 感染症治療薬 マクロライド系抗生物質

注射用エリスロシン(大日本)

著者: 影山慎一1

所属機関: 1三重大学医学部第2内科

ページ範囲:P.487 - P.487

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臨床薬理
●作用機序:エリスロマイシンは14員macro-cyclic lactone環に2つの糖鎖がついた構造を有する.抗菌学的作用機序はRNA依存性蛋白合成の阻害である.すなわち,50Sリボゾームのサブユニットと結合し,ペプチド合成をブロックする.主に静菌的に働く.経口投与すると胃酸に分解されやすいこと,吸収率が不安定のため,経口剤はエリスロマイシンの誘導体か腸管吸収の安定化をはかった製剤が繁用されている.
●血中濃度モニタリング:必要ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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