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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

文献概要

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略 感染症治療薬 ニューキノロン剤

シプロキサン(バイエル)

著者: 長谷川均1

所属機関: 1愛媛大学医学部第1内科

ページ範囲:P.493 - P.493

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臨床薬理
●作用機序:本剤は塩酸シプロフロキサシン(CPFX)を含有するニューキノロン(NQ)系の経口抗菌薬である.抗菌作用は細菌のDNA合成に関与するDNAジャイレース活性を阻害し,殺菌的に作用する.オフロキサシン,ノルフロキサシン,エノキサシンの2〜4倍の抗菌力を有する.
●吸収・分布・代謝・排泄:経口投与した場合,約1〜2時間で最高血中濃度に達し,約3〜4時間の半減期を示す.体液・組織内移行は,他のNQ薬と同様に,眼球内,髄液を除くいずれの臓器にも良好で,特に胆汁,前立腺には高く,蓄積されることなく未変化体のまま尿(約40〜50%)および糞便(約40%)中に排泄される.また,好中球内へも移行がよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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