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文献詳細

雑誌文献

medicina33巻12号

1996年11月発行

増刊号 Common Drugs 350の投与戦略

感染症治療薬 抗真菌薬

ファンギゾン(ブリストル)

著者: 小島博嗣1 岡本昌隆1 平野正美1

所属機関: 1藤田保健衛生大学医学部内科

ページ範囲:P.494 - P.496

文献概要

 悪性腫瘍,糖尿病,腎不全,自己免疫疾患,および各種の臓器移植術後やAIDSなど免疫不全状態における感染症対策は重要である.易感染宿主の致死的感染症の一つに深在性真菌症(deepmycosis;DM)があり,特に血液悪性腫瘍では剖検例の50%以上に真菌感染が存在する1).DMの原因菌にはカンジダ,アスペルギルス,クリプトコックス,ムコールなどがあるが,最近はアスペルギルス感染症が増加しており1),アスペルギルスを含め幅広い抗真菌スペクトラムを有するアムホテリシンB(AMPH)はDMの治療上重要である.本稿ではAMPHの特徴と,血液悪性疾患での高度顆粒球減少時における適応,用法などについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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